アダルトターゲットが意外にも若年層に大人気
モデルチェンジをしても先代モデルが 根強い人気を誇るクルマが希にある。 今回紹介する先代ハリアーもそんな希 な一台といえるだろう。ただ、こういう ケースでは、現行モデルの人気がイマイ チで、そのまま先代モデルに人気が残 るという場合がほとんどだ。しかし、ハ リアーは現行モデルの人気も十分高く、 評価もされている。もちろん普通なら この場合先代モデルの人気は色褪せて いき、価格相場もみるみるうちに落ち ていくハズだが、すでに現行モデルがデビューして久しいが先代ハリアーの人気 は未だ衰えない。?  その人気の秘密は何か?まずはその スタイリングの良さだろう。先代であっ てもそのエクステリアデザインにはまだ 新鮮さを感じることができる。そこか らは古くささは微塵も感じることはで きない。そして価格相場がこなれてき てかなり買いやすくなってきたという ことだ。約5年落ちで、上級サルーンに も匹敵するその質感の高さが100万円台半ばで手に入ると思えば、それ はお買得という他ない。そして最もポ イントとなるべくは若年層への意外な ほどの人気の高さだ。もともとこのハリアーは大人のためのプレミアム SUVとしてデビューしたワケだが、そ こそこの人気を博してはいたが、スマッ シュヒットとは行かなかった。そして現 行モデルがデビュー。先代モデルは当然 のように相場もこなれてきた。時を同 じくしてやってきたラグジー系SUV ブーム。デカいアメ車のSUVは当然 ながら価格は高く、若年層にはなかな か手が出ない。そんな時に恰好の若年 層のターゲットになったのが価格も安 く、国産では数少ないラグジー系 SUVの先代ハリアーだったわけだ。 大径ホイールなどでドレスアップをすれ ばさらに存在感は高くなる、というこ とで先代人気がブレイクしたという見 方が強い。だからそこ今が旬なのであ る。もちろんアダルト層にも人気はある。

●トヨタ ハリアー3.0FOUR
主要諸元全長×全幅×全高:4575×1815×1665o
室内長×室内幅×室内高:1985×1500×1205o
車両重量:1750s
ホイールベース:2615o
エンジン種類:水冷V型6気筒DOHC総排気量:2994t
最高出力:220ps(162kw)/5800rpm
最大トルク:31.0kg・m(304.0nm)/4400rpm
乗車定員:5名


コイツがライバルだ!!
 
日産ムラーノ
上級プレミアムSUV

トヨタランドクルーザー100
国産最高峰クロカン