オデッセイ特集

オデッセイ
オデッセイ
●ホンダ オデッセイM 主要諸元
全長×全幅×全高:4765×1800×1550o、 室内長×室内幅×室内高:2790×1535×1220o、 車両重量:1620s
ホイールベース:2830o、 エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ、 総排気量:2354t、 最高出力:160ps(118kw)/5500rpm、 最大トルク:22.2kg・m(218nm)/4500rpm、 乗車定員:7名
本格ミニバンにして、このグッと低くなった全高のローフォルムがオデッセイの大きな特徴。低床&センタータンクによりキャビンの広さは従来のモデルと変わっていないのは素晴らしい。

現行オデッセイの相場が高いのに売れるワケ

ハッキリ言ってこの現行オデッセイはカッコイイ。そして思った。ミニバンは使い勝手が良いだけではやはりダメなんだと。
 この3代目オデッセイがデビューしてちょうど2年経つが、中古車市場でもすでに完全ブレイク状態なのである。この高年式の比較的高額なミニバンが中古車市場でこれほど頻繁に流通していることはけっこう希だと言ってよい。それほどまでにこのオデッセイを欲している人が多いのだ。しかし、高年式で、しかも人気が高いために中古車としての相場はかなりの高値維持状態である。いわゆる新車と中古車の価格差がキッパリとユーザーが割り切れるほど明確ではないのだ。車両本体価格だけを見比べてみれば「もうちょっと頑張れば新車も手に届きそう…」な範囲と言える。しかしそれでも中古車の現行オデッセイに手が伸びるのは何故か?中古車の現行オデッセイの最大のライバルは新車のオデッセイに他ならないのだが、この両車を天秤にかけた場合に、単に目に見える価格だけで判断すること はできないのだ。新車の価格はあくまでベーシックな状態での話。そこからオプションをあれやこれやと考えていたら10万20万はすぐにアップする。それに比べて中古車はいわゆるコンプリート状態。個体にもよるが、その多くは前に乗っていたオーナーが所有していくにあたっての快適なオプションなどをプラスしてくれた状態だ。よって、オプション装備を価格に換算して見比べてみれば見方もやや変わってくるだろう。そして、一般的に新車と中古車の決定的に異なるポイントがコンディションなのだが、まだ超が付くほどの高年式であるうえに、ミニバンというファミリーユースのクルマであるためにコンディションの良さは新車と比べても大きく見劣りすることもないだろう。それらすべてを引っくるめて再考してみた場合、相場的には高値の中古現行オデッセイに目を向ける人が多くなっていくワケだ。しかしこれはこの現行オデッセイの人気がすこぶる高いからであって、すべてにクルマに当てはまるものではない。
 
オデッセイ内装 オデッセイ内装 オデッセイ内装
▲ちょっと全高の高かった2代目オデッセイとは打って変わって重心の低いローフォルムとなり、よりスタイリッシュさが増した。 ▲インパネデザインの美しさはエレガントなエクステリアにも相通じる。流れるようでいてしっかりとしたラインは美しいだけでなく、高級感も感じさせる。 ▲ラゲッジスペースの広さはサードシートを使用した状態でもそこそこ確保されている。
オデッセイ内装 オデッセイ内装
▲エンジンは2.4L DOHC直列4気筒i-VTECで、160psのレギュラー仕様がメインとなり、アブソルートにはプレミアム仕様の200psのハイパワーユニットが搭載される。 ▲サードシートの座り心地も問題なし。よほどの大柄の大人でない限りはツライ思いをすることはないだろう。
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